自分が撮った競馬写真で振り返る2022年の競馬
競馬場にお客さんが戻ってきた!
2022年も後わずかなので、今年撮った写真をアップしていきます。
今年は春から大幅に入場制限が緩和されて競馬場に行きやすくなりました。
混雑が戻ってきて大変だなと思った瞬間もありましたが、やっぱり大観衆の元で競馬が繰り広げられる事で出来上がる熱さを感じた1年でした。
そのハイライトになったのが。ドウデュースのダービーでした。
ダービーにお客さんが戻ってきたと感じられる光景を結果的に撮れました。
このあたりからお客さんと一緒に映っている絵を意識して撮る事が増えた気がします。
特に良いのが撮れたと思ったのがリフレイムのパラダイスSでした。2歳の時から走り方の矯正を根気強くしてきた光景を山口ステーブルのTwitterで見てきたので、リステッドまで勝ったのは嬉しかったですね。手前の人のガッツポーズはそれを代弁しているような瞬間でした。
関係者の方が馬をねぎらう姿も印象的でした。
2022年のスターたち
現地で感じた事はソダシとオジュウチョウサンの人気は群を抜いていました。特にちびっ子達がこの2頭に対する反応はヒーローショーでプリキュアや仮面ライダーが出てきた時と同じようなものでした。
府中牝馬ステークスのパドックでソダシが出てきた時の「わぁぁぁぁ」と漏れ出た歓声は馬に対しては経験をしたことが無いものでした。
そして1年ぶりに復帰したデアリングタクトと、去年の年度代表馬エフフォーリアへの変わらない声援でした。
ヴィクトリアマイルの時のおかえりの歓声も暖かかったですが、宝塚記念のスロー映像で3着だとわかった時の拍手と声援が半端なかった事がこの馬の人気を物語っていると感じました。府中でも盛り上がりが凄かったです。
戻ってこれないような繋靭帯炎から最先端の医学によって戻ってきた彼女がもう1度先頭を駆け抜けるところを来年は見たいと思いました。
有馬記念のエフフォーリアへの声援もすごかったです。
初づくし
今年はG1初勝利などの「初めて」が多かった1年でした。
坂井瑠星騎手と荻野極騎手のG1初勝利などをはじめ、ピックアップしようとするとキリがないですね(笑)
藤田晋社長の所有馬が初年度から大活躍でした。SNSでは馬主デビューした細川オーナーとウメムスビも話題になりました。
ナリタトップロードの主戦騎手だった渡辺調教師はヴェラアズールでG1トレーナーに。
ジャンダルムもそうですが、ジェラルーディーナのように日本で走ったG1馬のお母さんの産駒たちがG1を勝利する血のドラマが見れたのも胸を熱くさせました。
海外から来てくれた馬たち。フランス調教馬の関係者の人がとにかくオシャレでカッコよかったです。
福永祐一騎手は調教師試験に合格し、来年2月での引退が決まりました。寂しさも大きいですが福永調教師の活躍がとても楽しみです。
今年のドゥラメンテ産駒の大活躍は想像を遥かに超えたものでした。ここまで早逝が惜しまれた種牡馬はいませんでした。
オメガパフュームの東京大賞典5連覇を前にした引退もありました。
想像を超えた感動
天皇賞秋は本当に感動しました。98年の天皇賞の向こう側の夢を見れました。
パンサラッサは多くの人を特別な気持ちにさせてくれる馬で、そういう馬は紛れもなく名馬だと思っています。
次世代のスターたち
コロナ禍以降の競馬は近年稀に見るスター揃いだと思っています。
来年の競馬も楽しみになるようなスターたちが数多く誕生しました。
ニシノデイジーは障害ですが遂にG1に手が届きました。
オジュウが負けるならニシノデイジーに勝ってほしいなと思っていましたが、本当に勝っちゃいました。大好きだった数少ないセイウンスカイの血を引いた馬だったので本当に嬉しかったです。ウマ娘から入った人にも分かりやすい血統、馬主なので第一線で活躍してオジュウ後の障害界を盛り上げて行ってほしいと思います。
イクイノックス
1番人気が苦戦している中でも2度にわたり打ち破り天皇賞(秋)と有馬記念を勝ったイクイノックスは底知れぬ夢を感じる馬になりました。
有馬記念は4コーナーで撮ったのですが、馬なりで先頭に上がっていくイクイノックスの一番の見せ場を撮れました。
春の主役だったタイトルホルダー、昨年の1,2着のエフフォーリアとディープボンド、その外から上がっていくイクイノックスとボルドグフーシュを同じフレームに入れて撮れたはこの場所で撮ってよかったと思っています。
タイトルホルダーの写真は有馬記念でした撮れませんでしたが、このままで終わる馬ではないと思うので2023年にまた強い姿を見せてほしいです。
一口馬主デビュー
個人的には一口馬主で出資した馬が今年2歳になりデビューをしました。
エンプレスペイの口取りに当選してスーツで競馬場に行った時の緊張感は今まで経験したことがなく、レースは平常心で見れませんでした。ハナ+ハナ差の3着で敗れた時はとても悔しかったです。それと同時に、口取りの機会を得たことで一口馬主(と実際の馬主)にやみつきになる理由も分かった気がしました。いつか口取りに参加したいですね。
一口馬主初勝利になったグランベルナデットは楽しみになるような未勝利勝ちだったので重賞やG1で走るところを期待しています。
2022年もありがとうございました
2022年は21年から競馬を始めた人が更に深く競馬を楽しむ光景が見れて嬉しかったです。個人的はウマ娘がきっかけで競馬に関する同人誌を作ってコミックマーケットで頒布することが出来たのが大きな出来事でした。写真を撮る事も更に勉強していきたいですね。
2023年もよろしくお願いいたします。
その他の撮った写真