ごまだれ

感じた想いを書き残す場所

ブレイブリーデフォルト2 体験版感想

2020年3月26日の「Nintendo Direct mini」内で発売と同時に発表された
Nintendo Switch用ソフト「ブレイブリーデフォルトII」の先行体験版をプレイしました。

この先行体験版は作品の要素を短時間で遊べるように編集されたやや難易度の高い"特別バージョン"となっており、ストーリーもオリジナルの内容となっています。

画像2

魅力的なグラフィック

本編のあらすじは世界の調和を見守っていた国「ミューザ」から4つのクリスタルが奪われ、各地でクリスタルが原因と思われる異変が起こり始めてしまいます。
物語は4人のキャラクターが渇水の国サヴァロンにたどり着くところから始まります。
渇水の国が浸水してしまった原因である水のクリスタルの手がかりを探す模様をこの体験版でプレーすることができます。
中東をモチーフにした奥行きを感じる街のグラフィックは、絵本の中に入った神秘的なものとなっています。

画像3

サヴァロンに入った時や街の中で一定時間操作をせずにいると、カメラが引いて街の全景が映し出されますが、
この映像は初代PSで発売されたオリジナルのFF7FF8を思わせる懐かしさがありました。

画像4

ジョブシステム

ファイナルファンタジーV」を思わせるジョブシステムを採用しており、プレイ開始時点では「すっぴん」「モンク」「白魔道士」「黒魔道士」「ヴァンガード」の5つを選択でき、ゲーム内でのボスを倒すと「シーフ」のジョブを新たに獲得することができます。各ジョブには専用のビジュアルが用意されており、見た目でジョブを選ぶ楽しみもあります。

各キャラクターにはサブジョブを設定でき、メインジョブに加えてサブジョブのスキルも使う事ができます。体験版は戦闘の難易度も高かったので、モンクやヴァンガードのアタッカー職のサブジョブに、回復魔法が使える白魔道士を設定してゲームを進めていることが多かったです。

画像4


また、各ジョブにはスキル以外にアビリティも存在し「獲得EXP上昇」などの戦闘中に役立つものや、マップ上での宝箱の数がわかる「だうじんぐ」などをセットすることができます。

気の抜けない、そして爽快感へ昇華する戦闘

ブレイブリーデフォルトII」の醍醐味はなによりも戦闘です。過去作から大部分が引き継がれた戦闘システムは、このシリーズの楽しみの一つです。
このシリーズでは最大4回行動できる「ブレイブ」と防御しながらBPを貯める「デフォルト」と呼ばれるシステムがあります。BPは最大3まで貯められるだけでなく、前借りをする事もできるため、戦闘開始時に一気に4回行動で畳みかけて敵を倒すことも可能です。一方で、それで倒すことができなければ3ターンの間一方的に敵から攻撃を受けて全滅してしまう事もあります。その駆け引きもこのゲームの面白さの大きな要素になっています。

画像5


初代「ブレイブリーデフォルト」をプレイしていた筆者は、戦闘をいかに短いターンで終わらせるかを追求してジョブを設定していました。

この体験版の中心に置かれた体験はストーリーよりも戦闘でした。プレイを開始した直後は1回の戦闘で街の宿屋に戻って回復をしたくなるほど敵が強く、すっぴんのスキル「しらべる」で敵のHPと弱点を探し、的確に弱点を突く攻撃をしないと敵を倒す事は難しく、戦い方を一歩間違えると即全滅のリスクもあるほどの難易度でした。敵を倒し、スキルを覚え、お金を集めて装備を整えながらパーティのレベルが上がっていくうちに、だんだんと敵を倒す楽しさが増していき、さらにLvが上がり楽勝できるようになってくると、敵も一気に倒せるようになるため戦闘時間も短くなっていき、爽快感を得られる体験になります。

画像6


弱い敵と何度も戦闘をして飽きる事にならないように、キャラクターが一定以上の強さになると、敵が自分たちから逃げ出すシステムになっている事はよい点だと思いました。

この体験版のボスはかなり強く、しっかりとキャラを成長させ装備を整えていないと倒すことはできませんでした。最初に挑んだ時は全く歯が立たず、レベル上げのための戦闘も時間を費やす事も多かったため、約4時間以上かけてクリアしました。今回の体験版から製品版に変わってどのようにプレイ体験が変わるかはわかりませんが、期待を持てる内容でした。
公式サイトでは体験版のアンケートを行っているので、ゲームをプレイした人はぜひフィードバックを送ってみてはいかがでしょうか。

画像7


ブレイブリーデフォルトII」は2020年、Nintendo Switchで発売予定です。