ウマ娘の3期制作決定やったぜ(挨拶)
2日目のライブのセットリストの終盤の流れから、その日の新しい告知は結構大きな内容になるんだろうなと思いかなりドキドキしながら新発表を見ていました。
今回の発表は3期の制作決定の発表のみとなりました。詳細は後日になるようです。2期は発表と同時にトウカイテイオーとメジロマックイーンのキービジュアルが発表されたので、アニメで描かれるのは92年天皇賞(春)のテイオーとマックの対決と93年有馬記念のトウカイテイオーの奇跡の復活をメインで描くのだろうと思っていました。しかし、それだけにとどまらず、ライスシャワーは中盤のもう1人の主人公という形で描かれ、そしてツインターボはトウカイテイオーの転換点として組み込まれました。競馬の歴史として知っているのに胸が熱くなる事が何度もありました。テレビ放送は深夜でしたが、その時の思いに浸ろうと睡眠時間を削って過去の動画を見る事も度々ありました。
競馬の大河ドラマ
つくづくウマ娘は競馬を大河ドラマとして描いているなと思っています。1期の時代は私がリアルタイムで競馬を体験していた時代を思い出し、2期は過去の競馬を追体験しているようでした。果たして3期はどうなるのでしょうか?99年世代の物語を描く「Road to the Top」と合わせても楽しみです。
YouTubeのみで配信ってすごいっすね。
3期で描かれる世代/時代を予想してみよう!
キービジュアルまで発表されるかと思いましたが、「Road to the Top」の発表もあったためか、TVアニメ3期は制作発表のみでした。それなら3期の詳細が発表されるまで3期の主役がどのウマ娘で、どの時代が描かれるのかを予想すると楽しいと思うので、いくつか予想を立てながら期待を膨らませていこうと思います。個人的にはこのあたりで今まで出ていなかった社台グループ所有馬とか、それ以外の大手馬主所有馬のウマ娘化があるんじゃないかなと期待をしています。だってそのほうが予想する甲斐があるし、モンジューや現役馬デアリングタクトをウマ娘化する予想以上の事をしてるので、もう何があってもおかしくないと思うんですよね。
本命:キタサンブラック、サトノダイヤモンド主役のお話
ライブ内でも立花さんと矢野さんの2人でAmbitious Worldを歌ったりしていたので、順当にいくのなら3期の主役はキタサンブラックとサトノダイヤモンドを中心とした2015年~2018年のお話になると思うのです。2期からも物語が綺麗に繋がります。このタイミングでビジュアルのみだったサトノクラウンとシュヴァルグランの名前も遂に発表されましたしね。
そしてそれだけではなくキタサンブラックを語る上で欠かせない同期のライバル、ドゥラメンテ、リアルスティールの実名での登場は期待していしまいますね。アプリ内でわざわざブリュクスマンという名前でドゥラメンテをモチーフにしたモブウマ娘を出していますし、ここで満を持して社台グループ所有の馬がウマ娘化する事があったらいいなと思っています。
サトノダイヤモンドのライバルもディーマジェスティ、マカヒキ、エアスピネル等タレント揃いですね。もしマカヒキがウマ娘化される事になったら、それだけで大事件になると思うのですが、「金子さん所有の馬の実装第1号がマカヒキでいいの?他にいるでしょ?」という事は頭の片隅にありますねw
物語のクライマックスは2016年の有馬記念になるのでしょうか?
その後のサドノダイヤモンドの低迷から京都大賞典の復活も描かれるのでしょうか?
楽しみです。
対抗:ウオッカとダイワスカーレットの物語
牝馬の時代が本格的に始まったと感じさせたウオッカとダイワスカーレットの名勝負の数々は今でも輝きを放っています。
一つ気になる事があるとすれば、ウオッカとダイワスカーレットはウマ娘の初期メンバーで、アプリ版でも最初に育成できる5人の配布ウマ娘の1人なので、すでに多くの人の中である意味知り尽くされているということでしょうか。
そして、「Queens」という牝馬にスポットを当てたウマ娘のCMシリーズをやっている事も気になります。もしこれがメインストーリーの第2部に繋がるものになり、第2部は牝馬にスポットを当てたものになるとしたら、ウオッカとダイワスカーレットの物語はその中で描かれる事があるかもしれません。
とはいえ、64年ぶりの牝馬のダービー馬ウオッカ、37年ぶり牝馬の有馬記念を勝ったダイワスカーレットの歴史の扉を開けた勝利は正しく偉業だったので、ココをアニメで丁寧に描かれて欲しいという思いはあります。
07年のダービーを現地で見た自分としては、あの「ウソだろ…?」というどよめきに包まれてからの「すげえ!」という喝采を描いてほしいと思うし、天皇賞(秋)のあんなにドキドキした写真判定の時間を描いて欲しいと思います。
そしてそこには、ディープスカイやカンパニーといったライバル達もウマ娘として登場して欲しいと思うのです。
穴:2002年クラシック世代を描くぜ!
2頭の外国産馬が世代のトップに君臨した2002年クラシック世代を中心に描く可能性もありますよね。牡馬ではタニノギムレット、シンボリクリスエス、牝馬ではファインモーションがいます。ナリタトップロードが長く現役を続け、シンボリクリスエスらと戦ったおかげで「Road to the Top」から3期に繋げられる気もします。
シンボリクリスエスとタップダンスシチーの名勝負の数々、個性派ヒシミラクル、ファインモーションを差し切ったデュランダル等多くの名馬がいます。個人的にはバランスオブゲームの登場を期待してしまいますね。
タップダンスシチーのジャパンカップ、シンボリクリスエスの引退レースの有馬記念など、トップが集まるG1で大きく差を付けて勝利する衝撃は非常に印象に残っているので、熱い熱血の物語になりそうでこれも見てみたいです。
大穴:描かれるのはダートの熱い戦いだ!
かなり昔に地方競馬のプロモーションのポスターで「激しい場所に、芝は生えない」というキャッチコピーがカッコよかった事を覚えています。ダート競馬って熱いんですよね。2024年に大井でダートの3歳三冠競走が設立されますし、ダートを沸かせた名馬達の戦いが描かれる可能性がワンチャンあるのではないかと思っています。
スマートファルコンの育成シナリオのように注目度が芝と比べて低くなりがちなダートのウマ娘達の逆襲の物語をアニメで展開されたら熱いですね。実際の競馬でもダートは芝で結果が出なかった馬達の敗者復活戦の舞台という意味合いが強かったですが、今はダートのスペシャリスト達がしのぎを削る舞台になっています。
気がつけばドバイやサウジではダートでもアメリカの馬達とも十分戦える事を証明し、マルシュロレーヌはダート牝馬の世界一のレースBCディスタフを勝つまでになりました。
とはいえ、ダートを舞台にするならどの世代を出すのかが最大のポイントになりますね。現役時代が長かった馬も多いです。
…こっちもアプリ内のメインストーリーを舞台にしたほうがいいような気もします。アブクマポーロ、メイセイオペラ等の地方のレジェンドや、何よりホクトベガの登場があったら激アツです。
あと、これは完全に与太話なんですが、これから2024年のダート三冠に向けて様々なプロモーションを打ってくると思うんですが、宣伝キャラクターに芸能人の他にオタク向けにウマ娘が起用される事があってもおかしくなさそうなんですよね。メガイルミコラボもしてくれたし、フットワークの軽いTCKなら…!
妄想①:最近の競馬を出し惜しみせず描くぜ!
これは完全に妄想です。自分が出した同人誌でも書いたんですが、ウマ娘の2期とアプリ版のリリースの前の2020年の競馬がご存知のようにとにかく凄かったんですよね。牡馬と牝馬の無敗の三冠馬コントレイルとデアリングタクトが出て、アーモンドアイが芝のG1勝利記録を更新。そしてその後に3冠馬3頭の対決が実現しました。一流とは言えない外国馬達に日本のトップホースが完敗した第1回から39年を経てたどり着いた日本競馬の総決算と言えるレースでした。
なので、アプリのリリースがあと1年早かったらこのレースを体験できた人たくさんいだだろうなぁと思う事もありました。それなら敢えて今の競馬に繋がっている直近の時代を真っ先にその物語をアニメで描く事があったら面白いと思うんですよね。
そしてアニメ1期から競馬を見始めた人たちはアーモンドアイの活躍を桜花賞から見れたので、競馬おじさん達が1期2期で体験した「ウマ娘であの時を思い出す」体験をして欲しいとも思っています。
どういうわけか現役のデアリングタクトが既にウマ娘になっているので、残りの2頭が来た時は本当に期待をすることになると思います。
妄想②:もっと最近の競馬を出し惜しみせず描くぜ!
正直これを書きたかった。
予想外だったことは2021年の競馬も2022年の競馬も2020年に負けないくらいヤバいことが起こり続けた事なんですよね。
流石に絶対ないと思いますが、運営がもっとアグレッシブな場合、2期とアプリがリリースされた2021年の物語を敢えて描いてオタクに悲鳴をあげる体験をしてもらうぜ!みたいな事を考えていたら2019年クラシック世代を中心にした物語を描く事が…あるのかなぁ?
この世代は私は98世代に並ぶ程好きな世代になっています。特に牝馬が強い世代でした。
天涯孤独のグランアレグリアが新時代の最強マイラーとなり3階級制覇に挑む話、史上初のBC制覇を果たし世界に愛を振りまいたラヴズオンリーユー、史上初のグランプリ4連勝に挑んだ女帝クロノジェネシス。
世代さらにを彩った牝馬たちも個性豊かなんですよね。ダノンファンタジー、カレンブーケドール、そしてラヴズオンリーユーの幼なじみの親友マルシュロレーヌ。
グラン、ラヴズ、クロノの誰が主人公になってもきらきらと眩しい青春の群像劇が描かれる事になるのではないでしょうか。
個人的にはラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌの友情の物語が掘り下げられたらいいなと思っています。才能だけで2019年にオークスを勝ったものの、2020年にスランプに陥った時にマルシュロレーヌはダートに転向して頭角を表し始めるんですよね。そこから2021年にラヴズは京都記念でオークス以来の勝利をあげ海外へ。そしてそれがブリーダーズカップに繋がり、ラヴズの付き添いで行ったと誰もが思っていたマルシュロレーヌが大仕事を成し遂げる…。
⭐🇯🇵 Japan's @BreedersCup champions, MARCHE LORRAINE #マルシュロレーヌ and LOVES ONLY YOU #ラヴズオンリーユー ⭐🇯🇵
— World Horse Racing (@WHR) 2022年2月15日
📸 @rkUmWpq3h39pi73 pic.twitter.com/wv87cBiVGF
日本の悲願と凱旋門賞が呼ばれて久しいですが、BCディスタフはそもそも誰も勝てると思ってないダートの牝馬世界一を決めるレースでの偉業でした。
特別な世代です。
予想は尽きない
正直に言うと、ウマ娘アニメ3期の予想は誰かと思い出話をしながら何時間でも続けられるピックだと思います。「04年世代だったらコスモバルクの話かな」とか「ブエナビスタの話もみたい」とか本当にキリがありません。最終的にどうなるかはまだ全くわかりませんが、毎週の競馬を見ながら続報を待っていたいと思います。